木造各種伝統仕口の詳細計算 大断面通し貫・差鴨居・長ほぞ込栓・通し貫仕口・小根ほぞ込栓/鼻栓・竿込栓/車知・雇い込栓/車知

本プログラムは、木造各種伝統仕口の回転剛性 Kθ・降伏耐力 (My/Qy)・終局耐力 (Mu/Qu) を、参考プログラム(大断面通し貫・差鴨居・長ほぞ込栓・各種仕口)の計算ロジックに基づいて算定します。
出典: 日本建築学会 限界耐力計算による伝統的木造建築物構造計算指針・同解説, 2025.11
入力を変更するたびに自動で再計算されます

1. 入力諸元

2. 計算結果

イメージ図
M-θ / Q-R グラフ
詳細計算ログ
結果一覧

3. データ管理(複数ケース保存・読込)

現在の入力内容と計算結果に名前を付けて追加できます。ブラウザの localStorage に永続保存されます。CSV/JSON で書出して別環境でも読込みできます。
No ケース名 仕口 Kθ My/Qy Mu/Qu θy/Ry θu/Ru 日時

4. 計算書出力

出力する項目を選択して「計算書を生成」を押すと、新しいウィンドウに計算書が表示されます。ブラウザの印刷機能で PDF 保存・印刷ができます。
出力対象:

5. 計算結果出力

入力値と計算結果を表形式の CSV ファイルとして出力します(Excel で直接開けます)。
出力対象:

6. 計算ロジック 詳細解説

▼ 展開して詳細を読む

(1) 大断面通し貫の詳細計算

圧縮側木材の三角形めり込み分布を仮定し、貫が柱見込みに対してめり込む際の降伏・終局モーメントから水平せん断耐力 Qy, Qu を算定します。

Fcy = (2/3)Fcv
Mcv1 = Fcy·b·C²/6,  Mcv2 = 0.16·Fcv·b·C²
Qy = 2·Mcv1/H · m,  Qu = 2·Mcv2/H · m (m: 片側=1, 両側=2)

(2) 差鴨居の詳細計算

差鴨居断面のめり込み圧縮域面積 Acv=(b·d−b'·d')/2 から AIJ式準拠で My, Mu を算定。

(3) 長ほぞ込栓仕口の詳細計算

日本建築学会 限界耐力計算による伝統的木造建築物構造計算指針・同解説 第3章 (3.36)〜(3.44) に準拠。込栓抵抗 Fdy,y は (3.19)〜(3.35) により Pyj・Pus・Puk の最小値で支配。

(4) 通し貫仕口(付録モデル)

付録モデル: xp=Wc/2, yp=b, z0=h で Cxm, Cym, Fm=2.4/3·Fcv を求め、Kθ, My を算定。

(5) 小根ほぞ込栓・小根ほぞ鼻栓

付4.1〜付4.22 に基づき、正方向・負方向を個別に完全バイリニアで算定。込栓の引きボルト効果(正)とほぞ上面めり込み(負)を加算します。

(6) 竿込栓・雇い込栓

付録4の込栓系2機構加算(込栓の引きボルト効果 + めり込み)。正/負方向を個別に算定。

(7) 竿車知・雇い車知

2014/2023年論文に基づく多バネモデル。N1〜N5 の力と各レバー長から Kθ, My, Mu を算定。引張耐力 Pt は Pus, Puc, Pue, Put の最小値で支配。